オルムと里山・森と緑に癒される

チェジュ島3日目。

今日は内陸部、山側を目指し出掛けてみようと思う。

最寄りのバス停で待っていると、やってきたのは普通の乗用車。

乗客の少ない超ローカル路線はこの車が巡回しているようで、ナンバープレートの代わりにバスナンバーが付いていた。

運転手に促され、助手席へ。

おじさんとふたり、互いにカタコト会話を交わしながら目的地まで届けてもらった。


側道に入ると、目の前に 저지오름(チョジオルム)。

オルムとは、チェジュの方言で火山活動によってできた小高い丘や山のこと。

火山島である済州島には、360ほどのオルムが点在しているらしい。

案内板によると標高239m、噴火口の周囲は800m。

麓をぐるりと囲む遊歩道を歩いてみる。

木漏れ日が心地いいと感じたのは最初だけ。風が届かないせいか、予想に反して蒸し暑い。

オルムを半周ほどしたところで頂上を目指すのは諦めて、早々にふもとの集落に降りてきた。

うねうねと石垣の小道が続き、畑や民家が広がっている。

なんていうこともない景色だけれど、島の素朴な暮らしぶりが伝わってきて心安らぐ。

景勝地もいいけれど、人の気配を感じる里山を歩くほうがなんだか楽しい。

ゲストハウスで教えてもらった、환상숲 Hwansang Forest へ。

手付かずの森が自然保護区となっており、入場料を支払い入場する。

ガイドの説明を聞きながら散策できるが、どのみち言葉がわからないので、ツアーを離れひとりのんびり歩いてみることにした。

森の中は年中快適で、夏は涼しく冬は暖かく保たれているという。

大木の間から木漏れ日が差し込んで、苔やシダを照らしている。

蝉が鳴いたり、鳴きやんだり。しばしクールダウン。

次なる目的地までバスにて移動。

この辺りには観光客向けの博物館やらテーマパークが点在しており、巡回バスが走っている。運転手に加えガイドの女性も乗りこんでおり、乗り換えなどの案内にも親切に対応してくれた。

오설록 티 뮤지엄 o`sulloc tea museum にて下車。

さすがにチェジュ島を代表する観光地。物凄い人出。いままでとの落差に驚いた。

ミュージアムに付随してカフェや物販コーナーもあるけれど、とにかく人で溢れかえっており、試飲の緑茶を頂き退散。

敷地内にある茶畑では、大勢の若者たちが熱心に写真を撮っていた。

jeju Island_2018

2018年夏の旅 韓国・済州島のタビ記録を綴っています

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